「シカキンセラピーって、エビデンスはあるんですか?」
以前のセミナーで、歯科医師の先生から実際にいただいた質問です。
これは、とても本質的で重要な質問だと思います。
医療者であれば、新しい治療法や考え方に触れたとき、
「その根拠は何ですか?」
と考えるのは当然のことです。
私自身も同じです。
だからこそ、シカキン協会では設立当初から「科学的根拠を土台にすること」を大切にしてきました。
では実際に、シカキンセラピーは何を根拠に作られているのでしょうか。
「エビデンス」という言葉を聞くと、
「論文があるかどうか」
という意味で使われることがよくあります。
もちろん、それも大切です。
しかし、本来のエビデンスとは、それだけではありません。
医療では、多くの研究結果をまとめて評価したシステマティックレビュー(※1つの論文ではなく、世界中の複数の研究を体系的に集めて評価した「研究のまとめ」)や、診療ガイドライン(※専門家集団がエビデンスをもとに作成する治療方針の指針)など、信頼性の高い科学的根拠を参考にしながら、目の前の患者さんにとって最適な治療を考えていきます。
つまり、
「論文が1本あるから正しい」
ではなく、
「現在の医学では、どのような考え方が推奨されているのか」