
「人体で最も強い筋肉はどこですか?」
そう聞かれると、多くの方は太ももやお尻の筋肉を思い浮かべるかもしれません。
実は、重量あたり(筋肉の大きさに対する発揮できる力)の観点では、咬筋(こうきん)は人体でも屈指の力を発揮する筋肉として知られています。
咬筋は、頬のあたりにある「噛むための筋肉」です。
この小さな筋肉は、下顎の骨のテコの仕組みを効率よく利用することで、非常に大きな力を発揮します。
成人の最大咬合力(噛む力)は個人差がありますが、数百N(ニュートン)に達し、約70kgf前後、条件によってはさらに大きな力を発揮することも報告されています。
つまり、体の中でも非常にパワフルな筋肉なのです。
咬筋は強い筋肉だから問題なのではありません。
“強い筋肉が何時間も働き続けること”
これが問題です。
睡眠中の歯ぎしりや、日中のTCH(Tooth Contacting Habit:歯列接触癖)が続くと、