〜患者さんに質問されても慌てないために〜

2026年7月30日放送の『林修の今知りたいでしょ!』で、「コロノイド筋(第3咬筋)」という筋肉が紹介されました。
まだエビデンスが十分に出そろっているわけではありませんが、テレビで取り上げられた以上、患者さんから質問される歯科医院も出てくるはずです。
そのとき、
「え?なんですか、それ?」
となってしまうのは、口腔領域のプロとしては避けたいところです。
今のうちに、内容を整理しておきましょう。
番組では、コロノイド筋が**「顔の伸びを改善する筋肉」**として紹介されました。
この筋肉を働かせる体操として、
という動きが取り上げられていました。
コロノイド筋は、2021年にスイス・バーゼル大学のMezeyらのグループが報告した、比較的新しい解剖学的知見です。
咬筋の最も深いところにある層で、頬骨のあたりから下顎の筋突起(コロノイドプロセス)に付着する筋束であることが示され、正式には**「咬筋のコロノイド部(M. masseter pars coronoidea)」**と名付けられました。